虹色の人々

People in Rainbow Colors

2004.2
撮影:芝田文乃 《虹色の人々》シアターX 
Photos by Shibata Ayano / "People in Rainbow Colors?" Theater X, 2004. 8. 16

このパフォーマンスはセクシュアリティを扱った四作目のシリーズだ。《自画像》《わたしを生きること》《恐れはどこにある》のシリーズを毎回少しずつ変化させながらセクシュアルマイノリティであることについて表現してきた。日本社会の中で他のマイノリティの人たちはどのように生きているのだろうか。韓国に度々訪問するようになって歴史に目を向けだしたわたしは、在日の人々のことを知りたいと思うようになっていた。この頃すでに「ちゃめ」がPA/F SPACEをつかいはじめたために、一気に在日の女性たちと親しくなっていった。それにつれて、彼女たちが抱えた問題もわたしに届くようになっていった。植民地時代に創氏改名させられた朝鮮人は戦後も日本で生きてゆくためには、日本語の名前を使わなければ、生きにくい現実を背負わされているという現実と、匿名で呼び合うセクシュアルマイノリティが本名が知れたときに起きる問題を抱えている現実が重なり合う。異なる位相なのに一緒にするとはと違和感を持つ人もいるかもしれない。しかし、当事者の生きにくさ、差別されることの痛みを想像してほしい。虹色レインボーはセクシュアルマイノリティのシンボルだ。「人は多様でいいでしょ」という意味が込められている。このパフォーマンスは、関係者に名前のことでぶち当る問題が実社会で起きたため、続けることをやめた。

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